PVE 環境下の LXC コンテナは、起動するたびに PVE がコンテナ内で実行されているオペレーティングシステムを自動的に検出し、特定のオペレーティングシステムの設定ファイルを自動的に変更します。Alpine Linux を例に挙げると、以下の設定ファイルが自動的に変更されます：
- /etc/hostname
- /etc/hosts
- /etc/resolv.conf
- /etc/network/interfaces
これらのファイルの内容を自分で変更した場合、PVE が自動的に変更するのを防ぐために、同じディレクトリに [.pve-ignore.+ ファイル名] という名前の空のファイルを作成することができます。これにより、PVE はこのファイルの内容を自動的に変更しません。
例：
1. ネットワークインターフェースの設定をPVEが自動的に変更しないようにする
$ touch /etc/network/.pve-ignore.interfaces
2. DNSの設定をPVEが自動的に変更しないようにする
$ touch /etc/.pve-ignore.resolv.conf
3. ホスト名の設定をPVEが自動的に変更しないようにする
$ touch /etc/.pve-ignore.hosts
$ touch /etc/.pve-ignore.hostname
公式ドキュメントはこちら：
https://pve.proxmox.com/wiki/Linux_Container#_guest_operating_system_configuration